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銀器とナイフに魅せられて

ginkinaifu.exblog.jp

アンティークのスプーンやナイフ&たまにカスタムナイフその他も紹介

タグ:スプーン ( 15 ) タグの人気記事

フランスのデザート用小型サーバーで、

レードル、スプーン、三つ叉フォーク、トングとそろった構成です。

残念ながら全部を一度使った事が無いのですが、
この4点を同時に使うシチュエーションを考えています。


製作はHenriGabert工房(1882-1902年)で、世紀末芸術の雰囲気を漂わせた作品を

多く作っていたとのこと・・・・・


この作品も、とても雰囲気のある凝った装飾がみられますね。

デザート用サーバーセット・マスカロン (アンティーク)_a0389018_20341124.jpg


貝型のレードルは繊細な模様の入った美しいフレアーで構成されており、

部分的な金彩が魅力的です。


中空ハンドルの陽刻も非常に繊細で凝っており、エンドに近い部分のふくらみも優雅です。
またレードルばかりでなく、要所要所の金彩もいいですね。

四角ばったスプーン、三つ叉のフォークにはゴールドで草花模様が刻まれています。


それぞれのアイテム装飾はすべてが良く統一されており、

見ていてとても気持ちの良いものです。

デザート用サーバーセット・マスカロン (アンティーク)_a0389018_11405196.jpg


背面もとても綺麗です。

レードルのボール表面では金彩を中央に施していますが、
背面では逆に外側にして変化を付けています。

デザート用サーバーセット・マスカロン (アンティーク)_a0389018_21021031.jpg

それぞれのハンドルとボールやフォーク刃の結合部分には、

以前も紹介したことがありますが

ルネッサンス以降の建築物に見られるマスカロン(怪人面)が装飾されています。


トングもとても凝った造形装飾で、これも金彩とシルバーとの対比が素敵です。





by meichan007 | 2020-01-18 08:30 | 銀のスプーン | Comments(0)

様々なシルバー キャディースプーンの中でも、造形の美しさと緻密さで有名な
Hilliard & Thomasonの代表作品の一つです。

シャベル型の一種ですが、
ベル型といっても良いような釣鐘の様なフォルムのボール部分には、
ブドウの実と葉が深いエンボス模様で見事に表現されています。

ボール部分の金采はかなりの年代を経ているにもかかわらず
しっかりと厚みがありとても綺麗です。

Hilliard & Thomasonのベル型キャディースプーンとレプリカ_a0389018_19123526.jpg


ハンドル部分には、ブドウの幹にツルが這っている様子と葉が二枚あしらわれています。
ブドウの幹は蛇を表わしているようで、先端は蛇の頭部の形になっています。

有名な作品ですので、後年にレプリカ品が色々と作られているようです。

Hilliard & Thomasonのベル型キャディースプーンとレプリカ_a0389018_19125789.jpg


左がH & Tの作品 (Birmingham 1853年)
中央は Bert Gordon (Birmingham 1970年)
右はIsrael Freeman &Sons LtdBirmingham 1978年)

中央の作品は単独で見ればH & T工房製と思ってしまうでしょうね。

子細に比較してみると
ボール部分の深さやエンボス模様がやや浅いのですが、
金采も美しく全体の造作もとてもよく出来ています。

Hilliard & Thomasonのベル型キャディースプーンとレプリカ_a0389018_19130769.jpg


大きな違いはボール裏面のエンボスが銀で埋められ
平らになっている事です。

同じメーカーの作品でも作られた年代により
少しずつ違いがみられるのは普通のことですので、
並べて見ないと表面だけでは、判別が難しいですね。

一番右はボール部分にたっぷりと銀を使って
非常に厚みがありH&Tとの違いが明らかですが、
重厚感がありとてもしっかりした造作です。


by meichan007 | 2020-01-15 07:44 | 銀のスプーン | Comments(0)

Tiffanyは宝飾品で有名ですが、多種多様の素敵な製品を作り続けています。
シルバーカトラリーも実に様々なパターンのデザインが生まれてきました。

このオリジナルボックスに納められた
12種の花のシルバー デミタス(コーヒー)スプーンは、

資料が見当たらず、正確な年代が不明ですが

スプーン後面のの刻印から
John C. Moore II 1907-1947年)のデザインと思います。

ティファニースプーン 12種の花模様_a0389018_09054711.jpg
ティファニースプーン 12種の花模様_a0389018_15015175.jpg


どの方向から見ても、とても端正なフォルムのスプーンです。


柄に規則正しく刻まれた溝は、

コリント式などの古代ギリシャの柱を思わせますね。


柱の上には様々に模られた花模様・・・・その組み合わせが、

さらに美しさを引き立たせています。


12種の花が揃うと、さすがに豪華です。

ティファニースプーン 12種の花模様_a0389018_15024948.jpg


花の名前は私には全く不得意の分野ですので、
家内やネット関係の沢山の方の助言をいただきました。
(かなりデフォルメされているのもありますので、必ず正しいとは言えませんが)


左から

1.lily(ユリ) 2.gerbera(ガーベラ) 3.holly(ヒイラギ)
4.poppy(ポピー) 5.anemone(アネモネ) 6.rambler rose(ランブラーローズ)



ティファニースプーン 12種の花模様_a0389018_15032250.jpg

7..clover(クローバー) 8.maruguerite(マーガレット) 9.iris(アイリス)
10.
morning glory(アサガオ) 11.psnsy(パンジー) 12.wild rose(ワイルドローズ)

ティファニーのカトラリーはそのパターンが膨大で
なかなか製作にかかわる資料が見つからず苦労しますが、
それも楽しみの一つです。




by meichan007 | 2020-01-03 07:39 | 銀のスプーン | Comments(0)

英国製スプーン&トングのセットは何点か所有していますが、

スッキリまとまっているというか、装飾性が割合おとなしいものが多いです。

そんな中で、このセットは華やかで見ているだけで心ががウキウキします。

装飾の美しい英国製スプーン&トング セット(アンティーク)_a0389018_08245779.jpg

装飾の美しい英国製スプーン&トング セット(アンティーク)_a0389018_08252520.jpg

柄にはピアス細工によって、アイビーが丁寧に模られています。

それぞれのアイビーの形は微妙に異なっていますが、

これが手彫りの良さなのでしょう、

表面に施されたエングレーブと相まって、生き生きとしています。

柄の周囲も単純なラインではなく、

柄全体に施されたブライトカットとよく調和して

とても美しく感じられます。

装飾の美しい英国製スプーン&トング セット(アンティーク)_a0389018_08281826.jpg


ボウル根元部分の星型エングレーブも、とても良いアクセントになっていますね。

まだ美しさを保っているボックスもメーカーの名前入りですので、

オリジナルかと思います。

Elkington (Birmingham 1899年)


下の写真は、ほぼ同時期に入手したピアスの美しいスプーンです。

装飾の美しい英国製スプーン&トング セット(アンティーク)_a0389018_17254791.jpg

用途としては、エッグスプーン、アイスクリームスプーン、ジャムスプーン等が
考えられるようです。

Henry Holland (sheffield 1891年)


by meichan007 | 2019-12-25 07:48 | 銀のスプーン | Comments(0)

Reed & Barton(Massachusetts, USA)社の

ハーレクイン(Harlequin)パターンの純銀コーヒースプーンです。
(1958~1976年頃製造)

それぞれの柄ごとに種々の花が表現され、

ボウル部分には見事な金彩が施されています。

リード&バートン ハーレクイン スプーン_a0389018_07430515.jpg

「ハーレクイン」はフランス語の「アルカン」 - 道化師 - の英語読みで、

恋愛大衆小説の出版社名でも有名ですね。
また、中世の道化師の来ていた服の模様から”まだら”という意味もあります。
フォルクスワーゲンのビートルを8色に塗り分けた「ハレキン ビートル」がありました。


リード&バートン ハーレクイン スプーン_a0389018_10043574.jpg


上から

Tea Rose, Apple Blossome,Calla Lily, Water Lily

ティーローズ、アップルブロッサム(リンゴの花)、カラー(オランダ カイウ)、スイレン


リード&バートン ハーレクイン スプーン_a0389018_10045945.jpg


上から

Wild Rose, Golden Rod,Forget Me Not, Holly Hock

ワイルドローズ、セイタカ アワダチソウ、ワスレナグサ、タチアオイ


それぞれの花は先端だけでなく、柄全体で表現されており

また後ろ姿もきちんと現わされています。



ティファニーはもちろんですが、

米国には他にも素晴らしいシルバー製品メーカーが存在しています。


Reed& Barton社は1800年代末には純銀製品の製作を開始しており、
アトランタオリンピックの際にはメダル製作を受け持っています。

所在地のTawnton市はこの時代に多くの銀細工工房が出現して

The Silver Cityの愛称で知られています。*


by meichan007 | 2019-12-11 08:12 | 銀のスプーン | Comments(0)

米国製の有名カトラリーのスプーンは、

表側だけでなく、裏側にもキッチリと模様が入っているのも特徴です。
この辺はフランスのスプーンに似ています。


また、有名メーカーのものは重量があるものが多いのですが、
特にティファーニーのカトラリーはこれでもかという位に

しっかりと作られています。

テーブルナイフ、テーブルフォーク、テーブルスプーンなどは
日本の女性には重すぎるでしょう。

何と言ってもその多彩なデザインが魅力的ですが、

大きなものは保管しておくのにひと苦労します。
色々な種類集めてを楽しむには、
デミタススプーンやコーヒースプーンなどが多くなりますね。
大きくてもティースプーンまででしょうか。

まず、紹介するのはデミタススプーンです。
これは箱入りの6本のセットになっていました。


ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_10554515.jpg


ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_10560628.jpg

上から

Shell and Thread (PAT.1905)

Audubon ( PAT.1871)

Wave Edge (PAT.1884)


ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_10562058.jpg
上から

Provence (PAT.1961)

Chrysanthemum (PAT.1881)
English King (PAT.1885)

上の6点のデミタススプーンは以前に
別のブログでも紹介したのですが、
さらに最近ではコレクションの種類が増えました。

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_15100346.jpg

上から
Vine(wild rose) (PAT.1872)
St.Dunstan (PAT.1909)
Beekman (PAT.1869)

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_15132371.jpg

上から
Palm(PAT.1871)
Florentine (PAT.1900)
Italian (PAT.1870)

次はコーヒースプーンです。

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_20314779.jpg
上から
Vine (iris) (PAT.1872)
Broom Corn (PAT.1892)
Faneuil(PAT.1910) Queen Anne Engraved (1914頃)

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_20323145.jpg

上から
Persian (PAT.1872)
Japanese (PAT.1871)


参考書はこれが一番でしょうか。
ほとんどのパターンは載っています。

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_19341144.jpg




by meichan007 | 2019-11-30 08:37 | 銀のスプーン | Comments(0)

赤ちゃん誕生のお祝いに贈られる、クリスニング(洗礼)セットです。

大切な儀式ですので、エングレーブの多く入った銀製品が選ばれたようです。

最近はどうなんでしょうか。

もちろん専門店へ行けば銀製品があるのでしょうが、

ネットで単純にクリスニングセットで検索してみると、ベビー服がほとんどでした。

捜し方が下手なのかもしれません。

(それでも、銀のバングル、クロスのペンダント、マグカップ、

少数ですが小さなスプーンやフォーク、ガラガラ、銀の柄の歯ブラシ等々

は見つかりました。)

単なる赤ちゃん誕生の祝い品ですと、日本でも銀のスプーン・フォークセット・・・

ちょっと奮発してマグカップ付きもありますね。

クリスニングセットといっても様々な種類があります。

今回紹介するセットはスプーン、フォーク、ナプキンリングの組み合わせで、

ほとんど未使用かと思わせる極美品です。

ボックスも、ナプキンリングに合わせて中央が膨らんでいて、素敵な形ですね。

クリスニングセット(蝶のエングレーブ)_a0389018_08570848.jpg

蝶のモチーフを中心に、
表裏の両面全体にブライトカットが施されとても美しく輝きます。

このブライトカットにより、3品それぞれが互いにマッチしており、

とても見事です。

メーカー名 John Aldwinckle &James Slater (London 1881年)

クリスニングセット(蝶のエングレーブ)_a0389018_08580301.jpg




by meichan007 | 2019-11-24 08:03 | 銀のスプーン | Comments(0)

ボウルとハンドルヘッドの飾りに、プリカジュール・エナメル技法

Plique-a-jourEnamel」を用いて形作られたスプーンです。

プリカジュールは、アールヌーボー期に広まったエナメル技法で、

金属の枠のみでエナメルを支えて光を透過させ、

ステンドグラスの様に文様を浮かび上がらせます。

素敵な曲線美 プリカジュールのスプーン_a0389018_10461115.jpg

プリカジュールももちろん素晴らしいのですが、

まずは自然のものをモチーフにした形容しがたいこの柔らかい曲線美に、
強く引きつけられてしまいました。

その上、一つの枠の中に色の変化をつけたエナメルを施されているので、

光を透過させると、さらに美しく文様が浮かび上がって来るのがよいですね。

素敵な曲線美 プリカジュールのスプーン_a0389018_10460589.jpg

グラデーションは釉薬を盛る厚さで調整するようです。
炉に入れて焼き付けた後、
また釉薬を載せて焼き付けるという作業を繰り返すという、
大変手間が掛かる作業です。

素敵な曲線美 プリカジュールのスプーン_a0389018_10461734.jpg

刻印がなく、いつどこで製作されたものか正確には分かりません。

プリカジュールのスプーンは、1900年代初期に作られた

北欧製、特にノルウェーの工房製のものを、今まで多く見かけてきました。


このスプーンは、はるかに手が込んでいますが,

ハンドルの造作部分に似たものがあり、ノルウェーの工房製の可能性が高いです。

(英国の刻印があるものも、ほとんど北欧からの輸入品でしょう。)

また、これとほとんど同じ形の物が、燕市産業資料館の

伊東豊成氏スプーンコレクションに含まれています。



by meichan007 | 2019-11-07 08:24 | 銀のスプーン | Comments(0)

ティファニースプーンはたくさんのシリーズがありますが、
どれも美しい中にしっかりとした厚みがあり、
大好きなメーカーです。

今回紹介するのはその中でも特に気に入っている
 Vineシリーズの中のGoudパターンです。

日本的な雰囲気がとっても素敵で、皆さんに人気のあるパターンです。

瓢箪(ひょうたん)の模様がとても軽妙にアレンジされて

柄の表裏に描かれています。
ツルが表から裏へつながって流れているところも素敵ですね。

Gourd (PAT.1872年)

両側はアイスクリームスプーン(約15㎝)

中央はシュガースプーン

ティファニー(Tiffany)スプーン Gourd(瓢箪)_a0389018_08474681.jpg


ティファニー(Tiffany)スプーン Gourd(瓢箪)_a0389018_08475131.jpg

瓢箪は、古来より縁起のよいものとして伝わっています。

その形から、邪気を吸い込み封印したり、

また鈴なりで果実がなることが、子孫繁栄、商売繁盛ということらしいです。

ティファニー(Tiffany)スプーン Gourd(瓢箪)_a0389018_08475452.jpg

。ティファニーのカトラリーはとても多くの種類がありますが、
どれも素敵なものばかりです。
最近ではなかなか手に入りずらいですが、
さらに色々な種類のスプーンを集められたらと思います。






by meichan007 | 2019-11-06 08:13 | 銀のスプーン | Comments(0)

2012年のエリザベス女王即位60周年(DIAMOND JUBILEE)の事は
以前に、このブログで話題にしましたが、

記念のシルバー キャディースプーンも色々製作されていました。

私がWEBで見たのは、シルバーにエナメルの王冠をあしらったもので、

ちょっと変わっているけど素敵なデザインでした。

今回紹介するスプーンは、エリザベス女王即位25周年(SILVER JUBILEE)を記念して作られた

シルバー キャディースプーンです。

メーカー Mappin & Webb (Sheffield Rose Townmark)

エリザベスⅡ女王 シルバージュビリーのキャディースプーン_a0389018_14583304.jpg


16世紀に造られたスプーンをイメージしたスタイルで、

柄の先端には金色にギルドされた重厚な王冠があり、
ボールは伝統的なイチジク型(本によっては西洋梨型)で、

その裏側には王室の紋章が印されています。

また、1977年だけに使われたQueen's Jubilee mark が印象的です。

エリザベスⅡ女王 シルバージュビリーのキャディースプーン_a0389018_14583826.jpg



by meichan007 | 2019-11-02 08:08 | 銀のスプーン | Comments(0)