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銀器とナイフに魅せられて

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アンティークのスプーンやナイフ&たまにカスタムナイフその他も紹介

タグ:キャディースプーン ( 14 ) タグの人気記事

英国には女性の銀職人(シルバースミス)を多く見かけますが、

その中で最も人気があるのは間違いなく、へスター・ベイトマンの工房でしょう。

紹介するのはベイトマン・ファミリーのスプーン類ですが、年代順に

①へスター・ベイトマンのキャディースプーン

②ピーター&アン・ベイトマンのキャディースプーン

③ピーター、アン&ウイリアム・ベイトマンと④ウイリアム・ベイトマンのコーヒースプーン(5インチ)です。


英国銀器収集の楽しみの一つはホールマークを調べることですが、

ファミリー内でも親方(フリーマン)が交代するごとに工房名が変わっていますし、

また同じ親方でも年代によって刻印が違います。

日本だったら、何代目へスター・ベイトマンとなることでしょうね。


ベイトマン・ファミリーの系譜については

que-sera-seraさんが詳しく紹介していますので、

下記リンク先をご参照ください。

https://teacaddyspoon.blog.fc2.com/blog-entry-79.html


写真で上の洋ナシ型ボールのキャディスプーンが

②ピーター&アン・ベイトマン(London 1798)

下の貝型ボールのキャディースプーンが①へスターベイトマン(1789年)

中央の5本のスプーンは③(1802年)と④(1816年)のスプーンをのちに寄せ集めて

計6本ありますが(1本は写真では重なっています。もう一本は使用中でした)、
同じブライトカットのエングレーブを入れたものと思われます。

ほとんど同じ形ですが、柄先の後方へのカーブ具合が少し違っています。

ホールマークの写真を撮っていて気がつきました。

ベイトマン・ファミリーのキャディースプーン_a0389018_08474305.jpg


ベイトマン・ファミリーのキャディースプーン_a0389018_08475090.jpg

とても良くきらきら光るブライトカットが見事です。


ベイトマン・ファミリーのキャディースプーン_a0389018_08475430.jpg

へスター・ベイトマンのキャディースプーンには、とても良いパティーナ(古色)が付いています。

とくにボール部分先端や裏面のフレアー間はブルーに光っており、とても味わいがあります。


ベイトマン・ファミリーのキャディースプーン_a0389018_08480688.jpg

洋ナシ型ボールのキャディースプーンは全体をみるとオタマジャクシのようで

とても愛嬌があります。

それぞれのスプーンに刻印されたホールマークです。

へスター・ベイトマン             ピーター&アン・ベイトマン 

ベイトマン・ファミリーのキャディースプーン_a0389018_08482456.jpg

ピーター、アン&ウイリアム・ベイトマン      ウイリアム・ベイトマン


by meichan007 | 2019-12-16 08:15 | 銀のスプーン | Comments(0)

色々な形にピアスされた模様が

綺麗に散りばめられたシルバー キャディースプーンです。

ピアス模様を繋ぐブライトカットも、しゃれていますね。

キャディースプーンの丸い形に、ピアストやブライトカットが

とてもマッチして美しいです。

ピアス模様が可愛いキャディースプーン_a0389018_08154522.jpg

ピアス模様が可愛いキャディースプーン_a0389018_18294830.jpg

200年以上前に造られたキャディースプーンですが、
とても綺麗な状態で残っていました。

英国でこのように大事に保存されていたのが嬉しいですね。


現在使用中のティーキャディーから茶葉をすくうには、

この大きさと柄の角度がちょうど良いようです。


George Burrows ( London1797
年)


by meichan007 | 2019-12-04 07:21 | 銀のスプーン | Comments(0)

銀座の宝飾店WAKO(和光)のシルバー・ティーストレーナーのセットです。
恐らく戦前の物と思われます。


スプーン以外はSilver970 WAKOの刻印です。

銀の成分量はコインシルバーはSV900、スターリングはSV925、
ブリタニカはSV950(SV958 正確には95.84%)、
純銀ピュアシルバーSV1000ですが、コインシルバー以上は
一般的に純銀と言っていることが多いようです。

WAKO(和光)のティーストレーナーとキャディースプーン_a0389018_07590950.jpg

ボウル部分が2段になっていて、とても手が込んでいます。

日本でも、このような素敵なティーストレーナーが作られていたのですね。


手前のスプーンは、別のセットに入っていたもので

お食い初め用のものと思われますが、

もちろんキャディースプーンに使用しても良いですね。

こちらにはSilver950 WAKOの刻印があります。

ティーストレーナーの受け台にも、専用のプレートがあり、

繊細なエングレーブが施されています。

WAKO(和光)のティーストレーナーとキャディースプーン_a0389018_08001981.jpg



銀座和光は、たまにですが訪れる事があります。
目に留まったキャディースプーンを二つほど購入しましたが、

日本製ではなくで、イタリア製でした。
とても素敵なデザインで、眺めているだけで嬉しくなってしまいます。

WAKO(和光)のティーストレーナーとキャディースプーン_a0389018_08010431.jpg


和光のウインドウディスプレーは季節ごとに替えていますが、
特にクリスマスのディスプレーが毎年楽しみです。

WAKO(和光)のティーストレーナーとキャディースプーン_a0389018_08121240.jpg

上の写真は昨年(2018年)のディスプレイです。
(2枚の写真を合わせたので、ちょっとずれている所があります。)
ガラス面の一部に外から反応するボタンがあり
外からボタンの上に触ると中の人形や動物が動きます。

11月21日 ・・・・ 昨年は今の時期にディスプレーされていたのですが、
今年はまだでした。

12月4日 ・・・・ 本日また銀座まで出かけてきたのですが、
まだディスプレイされていませんでした。
今年はないのかな?


by meichan007 | 2019-11-21 12:47 | 銀のスプーン | Comments(0)

木陰で、ギターを奏でながら女性に歌を聴かせている男性、

そして女性は目をつむって、歌に聞き入っている・・・・

そんな様子がボウルの中央に、打ち出し技法で描かれています。

メーカー名 Levi & Salaman (Birmingham 1900年)

カップル絵のキャディースプーン_a0389018_08270189.jpg

柄とボウル上部には薔薇でしょうか、素敵な花弁が配されています。

なんとなく、微笑ましくなるシルバー キャディースプーンですね。

初めにこのスプーンを見たときはドイツとjかオーストリア等の
大陸系かと思いました。

カップル絵のキャディースプーン_a0389018_08270660.jpg

また、スプーンには

俗語で「女性に甘い男、異性といちゃつく」なんていう意味もあるそうですよ。



by meichan007 | 2019-11-12 08:40 | 銀のスプーン | Comments(0)

今回は、フリグリー(銀線細工)のシルバー キャディースプーンです。

皆さんよくご存じのように銀の表面には時間経過と伴に

硫化銀を形成して、やがて黒ずみができてしまいます。

いつもは、ひどい黒ずみは取ってしまうのですが、

このキャディースプーンは全体に良いパティーナ(古色、経年変化の味わい)

が付いていましたので、そのままの状態にしてあります。

銀製品を磨くのも楽しみですけれど、グッとこらえています。

エナメル女性画の入ったフリグリー(銀線細工)キャディースプーン(アンティーク)_a0389018_14315489.jpg

このようにキャディースプーンには、若い女性のエナメル画が

柄の部分に組み込まれています。


エナメル女性画の入ったフリグリー(銀線細工)キャディースプーン(アンティーク)_a0389018_14320630.jpg


オーダーメイドなのでしょうか、色々と想像できますね。
フリグリー部分も繊細で手間がかかっていて、素晴らしい造作です。


全体ががフリグリーで製作された物は

ホールマークが無いものがほとんどです。
大体1800年頃のBirmingham製とされることが多いのですが、
いつ頃どこで作られたものかは確実な証拠はありません。


最初、ヤフーブログにこの記事を書いたときには不明でしたが、
その後JOHN NORIE
CADDY SPOONSの追補版の

CADDYSPOONS AN ILLASATRATED SUPPLMENT)

19ページに一面を使って紹介されているほとんど同じ形の

キャディースプーンを見つけました。

エナメル女性画の入ったフリグリー(銀線細工)キャディースプーン(アンティーク)_a0389018_14323483.jpg

この本では1800年頃のBirmingham製で、

フリグリー細工の最も興味深いバリエーションの一つと記載されています。

また、著者が有名なディーラーから聞いた話によると、

肖像画は異なりますが以前同じものを扱った事があり、

Joseph Taylor 工房を示す I.T.の刻印が額の裏側にあったそうです。

この本の女性像と、私の紹介したキャディースプーンの女性像を並べて見ました。

(ハンドルの形の違いはある程度、写真を撮る角度の違いと思います。)


エナメル女性画の入ったフリグリー(銀線細工)キャディースプーン(アンティーク)_a0389018_14324145.jpg

エナメル女性画の入ったフリグリー(銀線細工)キャディースプーン(アンティーク)_a0389018_14320119.jpg





by meichan007 | 2019-11-04 08:45 | 銀のスプーン | Comments(7)

なんとなくユーモラスな形の(私がそう思うだけかも!?)

可愛いシルバー キャディースプーンです。
ちょっとシャベル型に似てますね。

この形に似たボールに長い柄が付いたものも持っていますが、
残念ながらあまりぱっとしません。

このキャディースプーンがユーモラスに感じるのは、

ハンドルが幅広で短いせいでしょうね。

二段になったシェル型ボールの根元U字部分にはブライトカットで

繊細な模様が刻まれ、シェルラインとの対比がとても綺麗です。

ハンドルの部分にもエングレーブが入って
とても手が込んでいます。

ハンドルが乗った部分の革ひもは、自分で編んでみました。

メーカー名 Taylor & Perry(Sheffield 1832年)

ユーモラスで可愛い シェル型キャディースプーン_a0389018_09135784.jpg
ユーモラスで可愛い シェル型キャディースプーン_a0389018_09140544.jpg


by meichan007 | 2019-10-29 07:34 | 銀のスプーン | Comments(0)

ハンドルに高品質の白蝶貝が使用され、
とても美しい造形のシルバー・キャディースプーンです。

白蝶貝一枚で作られているのもそうですが、
このチャーミングなハンドルの形は珍しいです。

スコップ(ショベル)のボール部分とハンドルのバランスが絶妙で,

上品さと可愛らしさを兼ね備えていると思います。

ボール裏側のイニシャルも、とてもマッチしてますね。
こうゆうの自分でも彫れるといいな~。
エングレーヴィングの真似事をしているんですが、
なかなか難しいです。

メーカー名 Jhon Lawrence (Birmingham1833年)

白蝶貝ハンドルの美しいキャディースプーン_a0389018_07361839.jpg
白蝶貝ハンドルの美しいキャディースプーン_a0389018_07362147.jpg
白蝶貝ハンドルの美しいキャディースプーン_a0389018_07362824.jpg


by meichan007 | 2019-10-24 08:05 | 銀のスプーン | Comments(0)

初めて購入したシルバー・キャディースプーンです。

キャディースプーンには、ほとんど興味が無かったのですが、

ティーキャディーから、茶葉をすくっている写真がとても素敵で

思わずネットショップで購入してしまいました。

実物は写真で見た通りの美形で、ハンドルの象牙の姿・形がとてもエレガントで

コレクションのきっかけになりました。

購入先からは、象牙の手入れにはDHCのバージンオイルを勧められました。
オイルを塗っている手もきれいになるので一挙両得ですね。


背景の「英国アンティークシルバーキャディースプーン百選」はすでに廃番になっていますが、

アマゾンで頻繁にチェックしていたころ、新品状態の品をゲットすることができました。

とても、参考になる本ですので、見かけたら是非手に入れることをお勧めいたします。

メーカー名 James Collins (Birmingham1833年)

初めてのキャディースプーン_a0389018_07233658.jpg

初めてのキャディースプーン_a0389018_07234675.jpg
初めてのキャディースプーン_a0389018_07235355.jpg


写真下の2点はキャディースプーンと言ったらこの人、
John Norie氏の著書とその追補版です。
キャディースプーンを蒐集しようとする人のバイブルです。

上の2点は、彼の死後に蒐集品がオークションに出品された時の資料です。
Lot No .1から No.453までありますが、一つのNo.に5本から10本の
キャディースプーンがまとめて出品されていることも多いので、その数は驚くほどです。


初めてのキャディースプーン_a0389018_16152404.jpg


キャディースプーンは、イギリスの小物を扱った食器類の書籍には
大抵少しは載っているのですが、専門書は少ないようです。

初めてのキャディースプーン_a0389018_16152993.jpg






by meichan007 | 2019-10-22 09:00 | 銀のスプーン | Comments(10)

独特で端正な、白蝶貝ハンドルのスコップ型シルバー・キャディースプーンです。

スコップ型は使いづらい物もありますが、このキャディースプーンは

使い勝手がよろしいです。

ボウル中央のブライトカットで現わされた模様も綺麗に入っており、

シルエットと合わせて2重に素敵だと思います。

この形を「クルンとしている」と表現される方もおりました。
ホールマークの位置も独特ですね。

余談ですが、

西日本では大型のものをシャベル、小型のものをスコップと呼び、

逆に東日本では大型のものをスコップ、小型のものをシャベルと呼ぶ人が多い、

とウィキペディアでは説明されていました。

英国ではshovel と scoop の二通りの表現がありました。

メーカー名 William Pugh (Birmingham1809)

独特なスコップ型のキャディースプーン_a0389018_08540074.jpg


独特なスコップ型のキャディースプーン_a0389018_09342769.jpg


by meichan007 | 2019-10-19 09:44 | 銀のスプーン | Comments(2)

シェルラインのとても美しいシルバー・キャディースプーンです。
ほんとに貝殻みたいでしょ。

ハンドルからボウルへのつなぎ部分、ボウルの先端までとても繊細な造作ですね。

全体もとても素敵なバランスで、大好きなキャディースプーンの一つです。

このメーカーのキャディスプーンは造作が繊細かつ立体的でとても好みです。
これからいろいろと紹介していく予定です。

メーカー名 Hilliard & Thomason(Birmingham 1875年)

繊細なシェルラインのキャディースプーン_a0389018_18434609.jpg
繊細なシェルラインのキャディースプーン_a0389018_18435262.jpg


by meichan007 | 2019-10-18 20:07 | 銀のスプーン | Comments(0)