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銀器とナイフに魅せられて

ginkinaifu.exblog.jp

アンティークのスプーンやナイフ&たまにカスタムナイフその他も紹介

<   2019年 11月 ( 15 )   > この月の画像一覧

米国製の有名カトラリーのスプーンは、

表側だけでなく、裏側にもキッチリと模様が入っているのも特徴です。
この辺はフランスのスプーンに似ています。


また、有名メーカーのものは重量があるものが多いのですが、
特にティファーニーのカトラリーはこれでもかという位に

しっかりと作られています。

テーブルナイフ、テーブルフォーク、テーブルスプーンなどは
日本の女性には重すぎるでしょう。

何と言ってもその多彩なデザインが魅力的ですが、

大きなものは保管しておくのにひと苦労します。
色々な種類集めてを楽しむには、
デミタススプーンやコーヒースプーンなどが多くなりますね。
大きくてもティースプーンまででしょうか。

まず、紹介するのはデミタススプーンです。
これは箱入りの6本のセットになっていました。


ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_10554515.jpg


ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_10560628.jpg

上から

Shell and Thread (PAT.1905)

Audubon ( PAT.1871)

Wave Edge (PAT.1884)


ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_10562058.jpg
上から

Provence (PAT.1961)

Chrysanthemum (PAT.1881)
English King (PAT.1885)

上の6点のデミタススプーンは以前に
別のブログでも紹介したのですが、
さらに最近ではコレクションの種類が増えました。

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_15100346.jpg

上から
Vine(wild rose) (PAT.1872)
St.Dunstan (PAT.1909)
Beekman (PAT.1869)

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_15132371.jpg

上から
Palm(PAT.1871)
Florentine (PAT.1900)
Italian (PAT.1870)

次はコーヒースプーンです。

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_20314779.jpg
上から
Vine (iris) (PAT.1872)
Broom Corn (PAT.1892)
Faneuil(PAT.1910) Queen Anne Engraved (1914頃)

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_20323145.jpg

上から
Persian (PAT.1872)
Japanese (PAT.1871)


参考書はこれが一番でしょうか。
ほとんどのパターンは載っています。

ティファニー デミタス&コーヒースプーン_a0389018_19341144.jpg




by meichan007 | 2019-11-30 08:37 | 銀のスプーン | Comments(0)

楽しいパーツのたくさん付いた、英国シェフィールド製の

愛煙家用のアンティークなスモール・マルチツール・ナイフです。

すべてが刃物でなくてもマルチブレードと呼ばれることもあります。
日本では万能ナイフ、多用途ナイフ、多目的ナイフ
などと呼ばれることが多いです。

今ではスイスアーミーナイフなどでおなじみですが、
昔から英国シェフィールドでは、このように様々な種類の道具が付いた
ナイフが作られていました。
同じようなナイフはドイツでも見られます。

下の写真は恐らく展示用でしょうけれども
なんと、何十種類ものツールが付いたナイフも作られていました。

愛煙家用マルチツール・ナイフ(アンティーク)_a0389018_11332422.jpg

(The sheffield Knife Book . Geoffrey Tweedale著より)

ツールの数によって日本では〇徳ナイフや〇丁出しと
呼ばれることも多いです。

紹介するナイフは小型ですが、しっかりした作りで

それぞれのパーツを出し入れしているだけで楽しめます。

愛煙家用マルチツール・ナイフ(アンティーク)_a0389018_09034883.jpg


パイプ煙草用の器具は一般にコンパニオン(またはガシェット)と呼ばれます。
このナイフは7丁出しでパーツが豊富で,その他の用途にも楽しめますね。

大小のブレード・シガーフォーク・シガーパンチ・ネイルファイル・フック、
それから一番面白いのは移動できるタンバー(パイプ煙草のは押え)
が付いていることでしょうか。

ナイフ側面に配置された丸い金属をナイフの後方に移動させると
完全にナイフのお尻を隠してタンバーになります。

愛煙家用マルチツール・ナイフ(アンティーク)_a0389018_09035240.jpg

シガーフォークは、当時の紙巻煙草は大変高価だったので、

「しけもく」を刺して吸う為のフォークだったようです。

最近、日本でも煙草の値段が随分と上がっているようですので
このナイフが役に立つかもしれません。

象牙とボーンのハンドルを持ったほぼ同じ形のナイフが2本そろっていますが、

それぞれメーカーが違っています。

この時代に流行した形だったのでしょう。


メイカー名 上側 G.Butler (Sheffield1768-1952年) 

       下側. Watts (Sheffield 1765-pres)


by meichan007 | 2019-11-27 08:34 | 小型&クイル ナイフ | Comments(0)

赤ちゃん誕生のお祝いに贈られる、クリスニング(洗礼)セットです。

大切な儀式ですので、エングレーブの多く入った銀製品が選ばれたようです。

最近はどうなんでしょうか。

もちろん専門店へ行けば銀製品があるのでしょうが、

ネットで単純にクリスニングセットで検索してみると、ベビー服がほとんどでした。

捜し方が下手なのかもしれません。

(それでも、銀のバングル、クロスのペンダント、マグカップ、

少数ですが小さなスプーンやフォーク、ガラガラ、銀の柄の歯ブラシ等々

は見つかりました。)

単なる赤ちゃん誕生の祝い品ですと、日本でも銀のスプーン・フォークセット・・・

ちょっと奮発してマグカップ付きもありますね。

クリスニングセットといっても様々な種類があります。

今回紹介するセットはスプーン、フォーク、ナプキンリングの組み合わせで、

ほとんど未使用かと思わせる極美品です。

ボックスも、ナプキンリングに合わせて中央が膨らんでいて、素敵な形ですね。

クリスニングセット(蝶のエングレーブ)_a0389018_08570848.jpg

蝶のモチーフを中心に、
表裏の両面全体にブライトカットが施されとても美しく輝きます。

このブライトカットにより、3品それぞれが互いにマッチしており、

とても見事です。

メーカー名 John Aldwinckle &James Slater (London 1881年)

クリスニングセット(蝶のエングレーブ)_a0389018_08580301.jpg




by meichan007 | 2019-11-24 08:03 | 銀のスプーン | Comments(0)

銀座の宝飾店WAKO(和光)のシルバー・ティーストレーナーのセットです。
恐らく戦前の物と思われます。


スプーン以外はSilver970 WAKOの刻印です。

銀の成分量はコインシルバーはSV900、スターリングはSV925、
ブリタニカはSV950(SV958 正確には95.84%)、
純銀ピュアシルバーSV1000ですが、コインシルバー以上は
一般的に純銀と言っていることが多いようです。

WAKO(和光)のティーストレーナーとキャディースプーン_a0389018_07590950.jpg

ボウル部分が2段になっていて、とても手が込んでいます。

日本でも、このような素敵なティーストレーナーが作られていたのですね。


手前のスプーンは、別のセットに入っていたもので

お食い初め用のものと思われますが、

もちろんキャディースプーンに使用しても良いですね。

こちらにはSilver950 WAKOの刻印があります。

ティーストレーナーの受け台にも、専用のプレートがあり、

繊細なエングレーブが施されています。

WAKO(和光)のティーストレーナーとキャディースプーン_a0389018_08001981.jpg



銀座和光は、たまにですが訪れる事があります。
目に留まったキャディースプーンを二つほど購入しましたが、

日本製ではなくで、イタリア製でした。
とても素敵なデザインで、眺めているだけで嬉しくなってしまいます。

WAKO(和光)のティーストレーナーとキャディースプーン_a0389018_08010431.jpg


和光のウインドウディスプレーは季節ごとに替えていますが、
特にクリスマスのディスプレーが毎年楽しみです。

WAKO(和光)のティーストレーナーとキャディースプーン_a0389018_08121240.jpg

上の写真は昨年(2018年)のディスプレイです。
(2枚の写真を合わせたので、ちょっとずれている所があります。)
ガラス面の一部に外から反応するボタンがあり
外からボタンの上に触ると中の人形や動物が動きます。

11月21日 ・・・・ 昨年は今の時期にディスプレーされていたのですが、
今年はまだでした。

12月4日 ・・・・ 本日また銀座まで出かけてきたのですが、
まだディスプレイされていませんでした。
今年はないのかな?


by meichan007 | 2019-11-21 12:47 | 銀のスプーン | Comments(0)

白蝶貝のハンドルはもちろんですが、

全体の流れるようなフォルムの美しいシルバー フルーツナイフです。

白蝶貝への鈴蘭のような文様のエングレーブも独特で、趣がありますね。


とくに中央に埋め込まれたシールドがとても素敵な形で、

このシルバーナイフの良い特徴となっています。

シルバーフォールディングナイフをもし購入しようと思った時は、
刃先が完全にハンドル内に収まるか注意してください。
刃先が収まらないナイフは直せませんので。


メーカー名 Francis Clark (Sheffield 1846年)

優美なフォルムのシルバー・フォールディング・フルーツナイフ(アンティーク)_a0389018_08161397.jpg
優美なフォルムのシルバー・フォールディング・フルーツナイフ(アンティーク)_a0389018_08162006.jpg


by meichan007 | 2019-11-18 07:57 | 銀のナイフ | Comments(0)

シルバーのスプーンやフォークをネットで検索していると
その一部を切り取ったり変形させて
指輪やバングルにしているものが見つかります。
また、結構よい値段で販売されていたりします。


一番ポピュラーなのは指輪でしょう。
スプーンリングといいう名前で呼ばれているようです。


eBayyoutubeなどを見てみると、専用の道具も紹介されています。

数が余分にあるものや、ネットで購入したけどイメージが違った
なんていうスプーンがありましたので、
工作が好きな私としては、当然のように作ってみる事となりました。

作り方は色々考えられますが、
それなりの道具を使えばそれほど難しいものではありません。
ということで、私なりの方法で製作してみました。

使用するのは日本製で、MIYAMOTO sterling925 の刻印があります。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_14290413.jpg

厚みもそれほどないので、このままでも十分に加工可能ですが、
綺麗な円形にするために、
ハンディータイプのガストーチ(バーナー)で焼きなましをします。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_14301717.jpg
最高温度が1700℃出ますので、十分すぎる性能です。

全体が薄ピンク色になったら、数秒おいて水冷します。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_15080488.jpg

本来は10%の希硫酸溶液に入れるのですが、
代わりにピックリングコンパウンドというのがあります。
この液だと異臭のある蒸気が発生するので、
最初は防毒マスクをしました。

面倒なので水冷に変えてみましたが、
酸化被膜も大したことがないので
以後はだだの水使用です。

水冷後は表面にできた酸化被膜を取ります。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_14473286.jpg

指の幅に合わせて、適当な長さにカットします。

柄の中央部分に模様がなかったので、星の形の刻印を入れてみました。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_14482809.jpg

一番端の部分は後では曲げるのが難しくなるので、最初に軽く曲げておきます。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_14492374.jpg

金属製の管を利用して、スプーンに傷が付かないように
テープを巻いたバイスグリップで挟みながら
木槌で叩いて曲げていきます。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_14511890.jpg

完成です。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_14524581.jpg
そのままでもよいのですが、好みにより銀の黒染め液で全体を染めてから、

金属磨きで磨くと星形の刻印がはっきりとします。


色々スプーンを変えて作ってみました。

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_09241260.jpg
シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_09244969.jpg

使用したスプーンは
左から、puiforcat/c1900/Paris
GOHAM/
Pres./U.S.A
Henri Soufflot/c1890/Paris

シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_09254036.jpg
シルバーのスプーンリング製作 (リメイク)_a0389018_09255619.jpg

左から、CRISTIANBAUER/Pres./Germany
Monney Jules/1884
1895/Paris

S.KIRK & SON/Pres/USA

単に形を変えるだけではなくて、
表面に模様がないものには
ハンマーやポンチを使って模様を打ち出しています。



by meichan007 | 2019-11-14 09:05 | 銀リサイクル | Comments(0)

木陰で、ギターを奏でながら女性に歌を聴かせている男性、

そして女性は目をつむって、歌に聞き入っている・・・・

そんな様子がボウルの中央に、打ち出し技法で描かれています。

メーカー名 Levi & Salaman (Birmingham 1900年)

カップル絵のキャディースプーン_a0389018_08270189.jpg

柄とボウル上部には薔薇でしょうか、素敵な花弁が配されています。

なんとなく、微笑ましくなるシルバー キャディースプーンですね。

初めにこのスプーンを見たときはドイツとjかオーストリア等の
大陸系かと思いました。

カップル絵のキャディースプーン_a0389018_08270660.jpg

また、スプーンには

俗語で「女性に甘い男、異性といちゃつく」なんていう意味もあるそうですよ。



by meichan007 | 2019-11-12 08:40 | 銀のスプーン | Comments(0)

ランプベルジェのアンティーク(ヴィンテージ)ガラスランプです。

色ガラスシリーズの2種を紹介いたします。

まず最初のシリーズですが、
上の写真は極初期に造られた物で、ボール状のガラス表面には

ダイヤモンド状の細かい切り込みがあります。

「ダイヤモンドポイント」と呼ばれているようです。

下の写真はその後修正された物で、初期の物より丸みが強くなっています。

色ガラスはこの修正されたランプから使われだしました。

いずれもランプベルジェを代表するモデルです。

上の写真

A Universelle 1910年頃

下の写真

A Universelle 1931-1939年頃)

ランプベルジェ 色付きガラスランプ_a0389018_08123930.jpg

ランプベルジェ 色付きガラスランプ_a0389018_08124920.jpg


次はパステルカラーの美しいアンティーク(ヴィンテージ) ランプベルジェです。

ロレーヌ地方にあった、ヴァレリスタルという乳白ガラス会社に製造を依頼したランプで、

光沢のある3色のパステルカラーがあり、光を浴びると優しく輝きます。

形も色もとても上品で、とくに女性に人気のあるシリーズですね。

ヴァレリスタル VAOpaline 乳白ガラス (いちばん右側 1968-1978年頃)

                          (左のふたつ 1960-1968年頃) 

ランプベルジェ 色付きガラスランプ_a0389018_07485673.jpg

ランプベルジェ 色付きガラスランプ_a0389018_07490126.jpg


by meichan007 | 2019-11-09 07:55 | ランプベルジェ | Comments(0)

ボウルとハンドルヘッドの飾りに、プリカジュール・エナメル技法

Plique-a-jourEnamel」を用いて形作られたスプーンです。

プリカジュールは、アールヌーボー期に広まったエナメル技法で、

金属の枠のみでエナメルを支えて光を透過させ、

ステンドグラスの様に文様を浮かび上がらせます。

素敵な曲線美 プリカジュールのスプーン_a0389018_10461115.jpg

プリカジュールももちろん素晴らしいのですが、

まずは自然のものをモチーフにした形容しがたいこの柔らかい曲線美に、
強く引きつけられてしまいました。

その上、一つの枠の中に色の変化をつけたエナメルを施されているので、

光を透過させると、さらに美しく文様が浮かび上がって来るのがよいですね。

素敵な曲線美 プリカジュールのスプーン_a0389018_10460589.jpg

グラデーションは釉薬を盛る厚さで調整するようです。
炉に入れて焼き付けた後、
また釉薬を載せて焼き付けるという作業を繰り返すという、
大変手間が掛かる作業です。

素敵な曲線美 プリカジュールのスプーン_a0389018_10461734.jpg

刻印がなく、いつどこで製作されたものか正確には分かりません。

プリカジュールのスプーンは、1900年代初期に作られた

北欧製、特にノルウェーの工房製のものを、今まで多く見かけてきました。


このスプーンは、はるかに手が込んでいますが,

ハンドルの造作部分に似たものがあり、ノルウェーの工房製の可能性が高いです。

(英国の刻印があるものも、ほとんど北欧からの輸入品でしょう。)

また、これとほとんど同じ形の物が、燕市産業資料館の

伊東豊成氏スプーンコレクションに含まれています。



by meichan007 | 2019-11-07 08:24 | 銀のスプーン | Comments(0)

ティファニースプーンはたくさんのシリーズがありますが、
どれも美しい中にしっかりとした厚みがあり、
大好きなメーカーです。

今回紹介するのはその中でも特に気に入っている
 Vineシリーズの中のGoudパターンです。

日本的な雰囲気がとっても素敵で、皆さんに人気のあるパターンです。

瓢箪(ひょうたん)の模様がとても軽妙にアレンジされて

柄の表裏に描かれています。
ツルが表から裏へつながって流れているところも素敵ですね。

Gourd (PAT.1872年)

両側はアイスクリームスプーン(約15㎝)

中央はシュガースプーン

ティファニー(Tiffany)スプーン Gourd(瓢箪)_a0389018_08474681.jpg


ティファニー(Tiffany)スプーン Gourd(瓢箪)_a0389018_08475131.jpg

瓢箪は、古来より縁起のよいものとして伝わっています。

その形から、邪気を吸い込み封印したり、

また鈴なりで果実がなることが、子孫繁栄、商売繁盛ということらしいです。

ティファニー(Tiffany)スプーン Gourd(瓢箪)_a0389018_08475452.jpg

。ティファニーのカトラリーはとても多くの種類がありますが、
どれも素敵なものばかりです。
最近ではなかなか手に入りずらいですが、
さらに色々な種類のスプーンを集められたらと思います。






by meichan007 | 2019-11-06 08:13 | 銀のスプーン | Comments(0)