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銀器とナイフに魅せられて

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アンティークのスプーンやナイフ&たまにカスタムナイフその他も紹介

Hilliard & Thomasonのベル型キャディースプーンとレプリカ

様々なシルバー キャディースプーンの中でも、造形の美しさと緻密さで有名な
Hilliard & Thomasonの代表作品の一つです。

シャベル型の一種ですが、
ベル型といっても良いような釣鐘の様なフォルムのボール部分には、
ブドウの実と葉が深いエンボス模様で見事に表現されています。

ボール部分の金采はかなりの年代を経ているにもかかわらず
しっかりと厚みがありとても綺麗です。

Hilliard & Thomasonのベル型キャディースプーンとレプリカ_a0389018_19123526.jpg


ハンドル部分には、ブドウの幹にツルが這っている様子と葉が二枚あしらわれています。
ブドウの幹は蛇を表わしているようで、先端は蛇の頭部の形になっています。

有名な作品ですので、後年にレプリカ品が色々と作られているようです。

Hilliard & Thomasonのベル型キャディースプーンとレプリカ_a0389018_19125789.jpg


左がH & Tの作品 (Birmingham 1853年)
中央は Bert Gordon (Birmingham 1970年)
右はIsrael Freeman &Sons LtdBirmingham 1978年)

中央の作品は単独で見ればH & T工房製と思ってしまうでしょうね。

子細に比較してみると
ボール部分の深さやエンボス模様がやや浅いのですが、
金采も美しく全体の造作もとてもよく出来ています。

Hilliard & Thomasonのベル型キャディースプーンとレプリカ_a0389018_19130769.jpg


大きな違いはボール裏面のエンボスが銀で埋められ
平らになっている事です。

同じメーカーの作品でも作られた年代により
少しずつ違いがみられるのは普通のことですので、
並べて見ないと表面だけでは、判別が難しいですね。

一番右はボール部分にたっぷりと銀を使って
非常に厚みがありH&Tとの違いが明らかですが、
重厚感がありとてもしっかりした造作です。


by meichan007 | 2020-01-15 07:44 | 銀のスプーン | Comments(0)