ナイフ付き14Kの鉛筆(アンティーク)
小さなナイフのついた、美しい繰り出し式のアンティークな鉛筆です。
14Kイエローゴールドの本体には、
エナメル装飾で文字が刻まれています。
随分以前にドイツのオークション(日本の代理店発行のカタログをみて
入札するシステム)で落札した品ですが、
文字の意味は「イタリアの古い格言」という説明が書いてありました。
ナイフはクイルナイフ(羽ペン削り)でしょう。
羽ペンを削る以外にも色々と用途がありそうですね。
イタリア製ということでしたが、ナイフのリカッソ(刃の根元部分)には、
「RODGERS CUTLERS TO HER MAJESTY」 の刻印があります。
この刻印は、当時英国王室御用達であったカトラリーメーカー
Joseph Rodgers & Sonsのものです。
TO HER MAJESTYの刻印からナイフはビクトリア女王時代(1837~ 1901年)に
英国で作られた品と分かります。
①英国で作られた品物にイタリアでエナメル文字をいれた、
又は、②すべてが英国製、
又は、③英国製のナイフをイタリアで取り付けた、
③が一番可能性が高い気がしますが、
色々想像できて楽しいですね。
イタリア語の格言は、ウェブ翻訳で調べたところ
「光陰矢のごとし、されど友情は変わらない」というような意味でした。
一緒に写っている懐中時計は
スイスの時計メーカー
MOVADOのアンティーク(18K)