モートスプーン
キャディースプーンより古い時代に作られたのがモートスプーン(mote spoon)です。
17世紀末から18世紀末まで作られ、ピアストボール部分で茶葉を拾ったり
ティーストレーナーの代わりに使われたりしたそうで、長い柄の先端部分で
ポットの口に詰まった茶葉を取り除いたりといった用途にも使われたと言われています。
モートスプーンの形は大体決まってますが、ピアスの模様は実に様々です。
この様々なピアス模様が蒐集のきっかけになっている方もいらっしゃるでしょう。
日本で本物を見かけることはめったにないですね・・・・
かなり収集されている方はいらっしゃるようですが。
古い時代でしかも柄の部分が細いので、ホールマークがすり減ったり潰れたりして
判別のむつかしいものが多いです。
上のスプーンは1750年頃 Ebenzer Coker (London)
下のスプーンは1750年以降 メーカー名は不明